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2017
伊藤博文の漢詩(9) 題白雲洞(白雲洞に題す)
伊藤博文の漢詩(9) 題白雲洞(白雲洞に題す)
2017年10月15日日曜日
広島
紅葉
作:伊藤博文
秋
作者 伊藤博文 原文 題白雲洞 金風颯颯夕陽中 閑倚溪樓對晩楓 不是樊川亦吟愛 天妃留我醉殘紅 訓読 白雲洞に題す 金風 颯颯たり 夕陽の中 閑(しず)か…
伊達政宗の漢詩(8) 水邊月(水辺の月)
伊達政宗の漢詩(8) 水邊月(水辺の月)
2017年9月10日日曜日
月
作:伊達政宗
秋
作者 伊達政宗 原文 水邊月 西風吹後月方新 賓主浮觴猶甚親 此景尤奇見簾外 水邊佳興悩吟身 訓読 水辺の月 西風 吹いて後 月 方(まさ)に新たなり 賓主…
林羅山の漢詩(3) 武野月(武野の月)
林羅山の漢詩(3) 武野月(武野の月)
2017年9月3日日曜日
月
作:林羅山
作者 林羅山 原文 武野月 武陵秋色月嬋姸 曠野平原晴快然 輾破靑靑無轍迹 一輪千里草連天 訓読 武野の月 武陵の秋色 月 嬋妍たり 曠野 平原 晴れて快然…
新井白石の漢詩(4) 蕎麥麵(蕎麦麺)
新井白石の漢詩(4) 蕎麥麵(蕎麦麺)
2017年8月27日日曜日
作:新井白石
食べ物
作者 新井白石 原文 蕎麥麵 落磨玉屑白皚皚 素餠團圓月樣開 蘆倒孤洲吹雪下 蓬飄平野捲雲來 鸞刀揮處遊絲亂 翠釜烹時疊浪堆 萊箙葷葱香滿碗 肯將麻飯訪天台 …
陸奥宗光の漢詩(6) 夏夜不寐(夏夜寐ねず)
陸奥宗光の漢詩(6) 夏夜不寐(夏夜寐ねず)
2017年8月19日土曜日
夏
作:陸奥宗光
牢獄
作者 陸奥宗光 原文 夏夜不寐 滿袖涼風雨後天 半庭樹色露華鮮 閒人乘興未成睡 杜宇啼過落月邊 訓読 夏夜寐(い)ねず 袖に満つる涼風 雨後の天 半庭の樹色…
高杉晋作の漢詩(11) 戯作(戯れに作る)
高杉晋作の漢詩(11) 戯作(戯れに作る)
2017年8月17日木曜日
家族
作:高杉晋作
恋愛
作者 高杉晋作 原文 戯作 細君將到我閑居 妾女胸間患有餘 從是两花競艷美 主人拱手意何如 訓読 戯れに作る 細君 将に到らんとす 我が閑居 妾女の胸間 患…
夏目漱石の漢詩(7) 山路觀楓(山路に楓を観る)
夏目漱石の漢詩(7) 山路觀楓(山路に楓を観る)
2017年8月7日月曜日
作:夏目漱石
山
秋
作者 夏目漱石 原文 山路觀楓 石苔沐雨滑難攀 渡水穿林往又還 處處鹿聲尋不得 白雲紅葉滿千山 訓読 山路に楓を観る 石苔 雨に沐し 滑りて攀じ難し 水を渡…
大塩平八郎の漢詩(8) 夏日江行卽事(夏日江行即事)
大塩平八郎の漢詩(8) 夏日江行卽事(夏日江行即事)
2017年8月3日木曜日
夏
作:大塩平八郎
川
作者 大塩平八郎 原文 夏日江行卽事 納涼船舸晩來繁 漾蕩下流各醉昏 白蓮碧葦淸涼處 道遠無人上水源 訓読 夏日江行即事 納涼の船舸 晩来 繁(しげ)し 漾…
木戸孝允の漢詩(8) 戊午夏到常州銚子浦( 戊午の夏、常州銚子浦に到る)
木戸孝允の漢詩(8) 戊午夏到常州銚子浦( 戊午の夏、常州銚子浦に到る)
2017年7月31日月曜日
茨城
海
作:木戸孝允
幕末
作者 木戸孝允(桂小五郎) 原文 戊午夏到常州銚子浦 風沸東瀛萬里雲 米山鄂海自成鄰 我邦今日方多事 誰是誠忠報國人 訓読 戊午の夏、常州銚子浦に到る 風は沸く…
大久保利通の漢詩(9) 登二荒山(二荒山に登る)
大久保利通の漢詩(9) 登二荒山(二荒山に登る)
2017年7月27日木曜日
作:大久保利通
山
栃木
作者 大久保利通 原文 登二荒山 行盡岩嶢幾數仞 人蹤斷處路難分 前山晴去後山雨 千態萬容脚底雲 訓読 二荒山に登る 行き尽くす 岩の嶢(たか)きこと幾数仞なる…
西郷隆盛の漢詩(11) 避暑(暑を避く)
西郷隆盛の漢詩(11) 避暑(暑を避く)
2017年7月23日日曜日
夏
作:西郷隆盛
作者 西郷隆盛 原文 避暑 苛雲圍屋汗沾衣 白鳥飢來吮血肥 逃暑移牀臨澗水 曳笻搖扇歩苔磯 斉鳴蛙鼓田疇沸 亂點螢燈草露輝 幽味最甘松樹下 爽風閑月渡崔嵬 …
夏目漱石の漢詩(6) 興津之景淸秀穏雅保田之勝険奇巉峭嘗試作二絶較之 其二(興津の景は清秀穏雅、保田の勝は険奇巉峭、嘗試(こころ)みに二絶を作りて之を較ぶ 其の二)
夏目漱石の漢詩(6) 興津之景淸秀穏雅保田之勝険奇巉峭嘗試作二絶較之 其二(興津の景は清秀穏雅、保田の勝は険奇巉峭、嘗試(こころ)みに二絶を作りて之を較ぶ 其の二)
2017年7月20日木曜日
夏
海
作:夏目漱石
千葉
作者 夏目漱石 原文 興津之景淸秀穏雅保田之勝険奇巉峭嘗試作二絶較之 其二 西方決眥望茫茫 幾丈巨濤拍亂塘 水盡孤帆天際去 長風吹滿太平洋 訓読 興津の景は清秀穏雅、保…
西郷隆盛の漢詩(10) 孔雀
西郷隆盛の漢詩(10) 孔雀
2017年7月18日火曜日
作:西郷隆盛
鳥
作者 西郷隆盛 原文 孔雀 金尾花冠一綠衣 産來南越遠高飛 從爲天覽放樊籠 畫出銀屛羽亦揮 訓読 孔雀 金尾 花冠 一緑衣 南越に産し来たりて遠く高飛す …
夏目漱石の漢詩(5) 興津之景淸秀穏雅保田之勝険奇巉峭嘗試作二絶較之 其一( 興津の景は清秀穏雅、保田の勝は険奇巉峭、嘗試(こころ)みに二絶を作りて之を較ぶ 其の一)
夏目漱石の漢詩(5) 興津之景淸秀穏雅保田之勝険奇巉峭嘗試作二絶較之 其一( 興津の景は清秀穏雅、保田の勝は険奇巉峭、嘗試(こころ)みに二絶を作りて之を較ぶ 其の一)
2017年7月17日月曜日
夏
海
作:夏目漱石
静岡
作者 夏目漱石 原文 興津之景淸秀穏雅保田之勝険奇巉峭嘗試作二絶較之 其一 風穏波平七月天 韶光入夏自悠然 出雲帆影白千點 總在水天髣髴邊 訓読 興津の景は清秀穏雅、保…
武市半平太の漢詩(4) 初聞蟬(初めて蝉を聞く)
武市半平太の漢詩(4) 初聞蟬(初めて蝉を聞く)
2017年7月14日金曜日
夏
作:武市半平太
虫
牢獄
作者 武市半平太 原文 初聞蟬 炎威赫赫日流金 獄裏蒸炊又那禁 時羨新蟬尤肆意 窗前緑樹吸風吟 訓読 初めて蝉を聞く 炎威 赫赫として 日々金を流す 獄裏の…
松平春嶽の漢詩(10) 五月六日到銅駝府(五月六日 銅駝府に到る)
松平春嶽の漢詩(10) 五月六日到銅駝府(五月六日 銅駝府に到る)
2017年7月7日金曜日
京都
作:松平春嶽
幕末
作者 松平春嶽 原文 五月六日到銅駝府 聞説縉紳多罷黜 朝家威德欲衰時 四人爲到銅駝府 願獻丹誠救此危 訓読 五月六日 銅駝府に到る 聞くならく縉紳 多く罷黜す…
大塩平八郎の漢詩(7) 登富士山 其二(富士山に登る 其の二)
大塩平八郎の漢詩(7) 登富士山 其二(富士山に登る 其の二)
2017年7月1日土曜日
月
作:大塩平八郎
雪
富士山
作者 大塩平八郎 原文 登富士山 千年雪映千年月 況復紅輪未曉昇 下界祇今猶夢寐 枕頭暗暗五更燈 訓読 富士山に登る 其の二 千年の雪は映ず 千年の月 況ん…
近藤勇の漢詩(3) 有感作(感有りて作る)
近藤勇の漢詩(3) 有感作(感有りて作る)
2017年6月25日日曜日
作:近藤勇
幕末
作者 近藤勇 原文 有感作 只應晦迹寓牆東 喋喋何隨世俗同 果識英雄心上事 不英雄處是英雄 訓読 感有りて作る 只だ応に迹を晦(くら)まして牆東に寓すべし …
高杉晋作の漢詩(10) 題不二石(不二石に題す)
高杉晋作の漢詩(10) 題不二石(不二石に題す)
2017年6月21日水曜日
作:高杉晋作
富士山
作者 高杉晋作 原文 題不二石 誰道天工勝人作 不知人作勝天工 萬尋富嶽千秋雪 卻在斯翁一掌中 訓読 不二石に題す 誰か道(い)ふ 天工は人作に勝ると 知ら…
大塩平八郎の漢詩(6) 五更出郭蛙聲喧(五更 郭を出づれば蛙声 喧し)
大塩平八郎の漢詩(6) 五更出郭蛙聲喧(五更 郭を出づれば蛙声 喧し)
2017年6月14日水曜日
蛙
作:大塩平八郎
作者 大塩平八郎 原文 五更出郭蛙聲喧 稲田千頃水如川 聒聒蛙聲欲動天 天天縦似雷鳴響 潭底龍蛇蟄尚眠 訓読 五更 郭を出づれば蛙声 喧(かまびす)し 稲田 千…
新井白石の漢詩(3) 自題肖像(自ら肖像に題す)
新井白石の漢詩(3) 自題肖像(自ら肖像に題す)
2017年6月10日土曜日
作:新井白石
肖像
作者 新井白石 原文 自題肖像 蒼顔如鐡鬢如銀 紫石稜稜電射人 五尺小身渾是膽 明時何用畫麒麟 訓読 自ら肖像に題す 蒼顔 鉄の如く 鬢 銀の如し 紫石 稜…
伊藤博文の漢詩(8) 丙申五月二十四日靑宮殿下臨大磯別墅恭賦(丙申五月二十四日、青宮殿下、大磯の別墅に臨む。恭しんで賦す)
伊藤博文の漢詩(8) 丙申五月二十四日靑宮殿下臨大磯別墅恭賦(丙申五月二十四日、青宮殿下、大磯の別墅に臨む。恭しんで賦す)
2017年6月7日水曜日
作:伊藤博文
神奈川
大正天皇
作者 伊藤博文 原文 丙申五月二十四日靑宮殿下臨大磯別墅恭賦 雨晴東海啓雲霞 含咲芙蓉迎鶴車 賢德日隆輝四表 恩光更及野人家 訓読 丙申五月二十四日、青宮殿下、大磯の別…
夏目漱石の漢詩(4) 題墨竹(墨竹に題す)
夏目漱石の漢詩(4) 題墨竹(墨竹に題す)
2017年6月5日月曜日
作:夏目漱石
竹
作者 夏目漱石 原文 題墨竹 二十年來愛碧林 山人須解友虛心 長毫漬墨時如雨 欲寫鏗鏘戛玉音 訓読 墨竹に題す 二十年来 碧林を愛す 山人 須(すべか)らく…
林羅山の漢詩(2) 久能宮
林羅山の漢詩(2) 久能宮
2017年5月28日日曜日
作:林羅山
弔悼
作者 林羅山 原文 久能宮 何圖忽輟國中舂 哀慕憑誰寫御容 臣妾叩頭將伏拜 雲車高駕鼎湖龍 訓読 久能宮 何ぞ図らんや 忽ち国中の舂づくを輟(とど)めんとは …
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