新井白石

新竹(新井白石)

作者 新井白石 原文 新竹 尺五龍孫頭角森 白雲長護碧千尋 夜窗彷彿聽風雨 好爲君王作旱霖 訓読 新竹 尺五の龍孫 頭角 森たり 白雲 長(とこし)へに護らん 碧千尋 夜窓 彷彿たり 風雨を聴くに 好し君王の為...

高杉晋作

十三日與伊藤俊輔觀上野櫻花(高杉晋作) / 十三日、伊藤俊輔と上野の桜花を観る

作者 高杉晋作 原文 十三日與伊藤俊輔觀上野櫻花 櫻花如雪滿千林 不忍池頭春已深 憶昔昌平遊学日 破衣亂髪醉狂吟 訓読 十三日、伊藤俊輔と上野の桜花を観る 桜花 雪の如く千林に満つ 不忍池の頭(ほとり) 春 已に深し ...

陸奥宗光

春愁(陸奥宗光)

作者 陸奥宗光 原文 春愁 幽人無物遣閑愁 春色傷情卻似秋 鳥且驚心花濺淚 半簾暮雨讀離憂 訓読 春愁 幽人 物の閑愁を遣る無く 春色 情を傷ましむること却って秋に似る 鳥すら且つ心を驚かし花にも涙を濺ぎ 半簾...

大久保利通 留別

明治二年二月廿五日臨發鹿兒島留別(大久保利通) / 明治二年二月廿五日、鹿児島を発するに臨み留別す

作者 大久保利通 原文 明治二年二月廿五日臨發鹿兒島留別 滿城春色落花香 嬌嬌鶯聲對夕陽 多少別魂誰得識 風前楊柳萬條長 訓読 明治二年二月廿五日、鹿児島を発するに臨み留別す 満城の春色 落花 香り 嬌嬌たる鶯声 夕陽...

高杉晋作 東京

二月朔旦遊墨陀觀櫻花(高杉晋作) / 二月朔旦、墨陀に遊び桜花を観る

作者 高杉晋作 原文 二月朔旦遊墨陀觀櫻花 武城爲客又逢春 墨水櫻花依舊新 昨日悲歌慷慨士 今朝詩酒愛花人 訓読 二月朔旦、墨陀に遊び桜花を観る 武城に客と為って又た春に逢ふ 墨水の桜花 旧に依って新たなり 昨日 ...

武田信玄

古寺看花(武田信玄) / 古寺に花を看る

作者 武田信玄 原文 古寺看花 紺藍無處不深紅 花下吟遊勝会中 身上從教詩破戒 擧杯終日醉春風 訓読 古寺に花を看る 紺藍 処として深紅ならざるは無し 花下の吟遊 勝会の中 身上 さもあらばあれ 詩 戒を破るは 杯...

作者

新井白石(あらい はくせき)

明暦3年2月10日(1657年3月24日)~享保10年5月19日(1725年6月29日)。江戸時代中期の政治家、儒学者。通称は与五郎、勘解由(受領名)、実名(名乗り)は君美(きんみ)。白石は号。江戸幕府6代将軍徳川家宣・7代将軍家継に侍講(家庭教師)として仕え、無役の旗...

新井白石 送別

春日送人(新井白石)  / 春日 人を送る

作者 新井白石 原文 春日送人 楊花飄盡水生衣 可忍春歸客亦歸 不似雕梁新燕子 風前猶作一双飛 訓読 春日 人を送る 楊花 飄(お)ち尽くして 水 衣を生じ 忍ぶべけんや 春 帰り 客も亦た帰るを 似ず 雕梁の新燕...

大塩平八郎

春夜散歩到櫻廟(大塩平八郎) / 春夜 散歩して桜廟に到る

作者 大塩平八郎 原文 春夜散歩到櫻廟 幽懷違世厭喧嘩 行楽夜深曳杖賖 鮮車白日繁華地 只有姮娥*宿花 (*は欠字) 訓読 春夜 散歩して桜廟に到る 幽懐 世に違ひ喧嘩を厭ふ 行楽 夜 深くして杖を曳くこと賖(ゆる...

松平春嶽 節句

上巳(松平春嶽)

作者 松平春嶽 原文 上巳 何管滿城風雨聲 桃花灼灼慰幽情 母妻環坐傾杯處 人勝開顔坐錦棚 訓読 上巳 何ぞ管せんや 満城 風雨の声 桃花 灼灼として 幽情を慰む 母妻 環坐して 杯を傾くる処 人勝 顔を開いて...

森鷗外

無題(森鷗外)

作者 森鷗外 原文 無題 飄蕩寄身天地間 風塵百里豈辭艱 掉頭一笑出門去 何日吟鞋踏越山 訓読 無題 飄蕩 身を寄す 天地の間 風塵 百里 豈に艱を辞さんや 頭を掉って一笑し門を出で去る 何れの日か 吟鞋 越山...