あの武将も、あの志士も、あの文豪も、みんな漢詩を作っていました
ホーム
漢詩作者一覧
『日本の漢詩文』について
MENU
ホーム
漢詩作者一覧
『日本の漢詩文』について
SIDE
ホーム
アーカイブ:
2022
木戸孝允の漢詩(9) 失題
木戸孝允の漢詩(9) 失題
2022年12月25日日曜日
作:木戸孝允
作者 木戸孝允(桂小五郎) 原文 失題 霖雨初晴野色淸 殘雲斷處夜山橫 更深一路人行少 邨店隔林燈滅明 訓読 失題 霖雨 初めて晴れて 野色 清し 残雲 断ゆる処 夜山 横たはる 更 深くして…
乃木希典の漢詩(4) 入伊豆訪蛭子島(伊豆に入り蛭子島を訪ぬ)
乃木希典の漢詩(4) 入伊豆訪蛭子島(伊豆に入り蛭子島を訪ぬ)
2022年10月16日日曜日
詠史
作:乃木希典
静岡
作者 乃木希典 原文 入伊豆訪蛭子島 聞説將軍賢與明 源公覇業得人成 請看沿道幾村落 渾是当時英傑名 訓読 伊豆に入り蛭子島を訪ぬ 聞くならく 将軍の賢と明と 源公の覇業は人を得て成る 請ふ看…
乃木希典の漢詩(3) 凱旋
乃木希典の漢詩(3) 凱旋
2022年9月13日火曜日
作:乃木希典
戦争
作者 乃木希典 原文 凱旋 皇師百萬征強虜 野戰攻城屍作山 愧我何顏看父老 凱歌今日幾人還 訓読 凱旋 皇師百万 強虜を征し 野戦 攻城 屍 山と作(な)る 愧づ 我 何の顏あってか父老を看ん…
伊藤博文の漢詩(15) 地中海看月(地中海に月を看る)
伊藤博文の漢詩(15) 地中海看月(地中海に月を看る)
2022年9月10日土曜日
海外
月
作:伊藤博文
旅
作者 伊藤博文 原文 地中海看月 征帆日日向西開 客夢歸家已幾回 喜見黄昏波際月 今朝又照故園來 訓読 地中海に月を看る 征帆 日日 西に向かひて開く 客夢 家に帰ること 已に幾回 喜び見る …
日柳燕石の漢詩(1) 中元掃墓(中元 墓を掃ふ)
日柳燕石の漢詩(1) 中元掃墓(中元 墓を掃ふ)
2022年8月13日土曜日
お盆
家族
作:日柳燕石
墓
作者 日柳燕石 原文 中元掃墓 童心未革二毛繁 墓下秋風吹淚痕 猶記慇懃曾問母 幾宵眠去是蘭盆 訓読 中元 墓を掃ふ 童心 未だ革まらざるに 二毛 繁し 墓下の秋風 涙痕を吹く 猶ほ記す 慇懃…
高杉晋作の漢詩(14) 西浦港寄内(西浦港にて内に寄す)
高杉晋作の漢詩(14) 西浦港寄内(西浦港にて内に寄す)
2022年8月7日日曜日
家族
作:高杉晋作
恋愛
作者 高杉晋作 原文 西浦港寄内 嘗恐嚴刑及親戚 枉爲孤客滯天涯 無情眞箇有情極 休道狂夫不憶家 訓読 西浦港にて内に寄す 嘗て恐る 厳刑の親戚に及ぶを 枉げて孤客と為りて天涯に滞る 無情は真…
貞明皇后の漢詩(1) 即事
貞明皇后の漢詩(1) 即事
2022年7月30日土曜日
作:貞明皇后
作者 貞明皇后 原文 即事 連日南風樹下樓 聚頭黙坐暗懷憂 狂雷驟雨一過後 切切蟬聲亦帶愁 訓読 即事 連日の南風 樹下の楼 聚頭 黙坐して 暗く憂ひを懐く 狂雷 驟雨 一過の後 切切たる蝉声…
山内容堂の漢詩(2) 即事
山内容堂の漢詩(2) 即事
2022年7月26日火曜日
海
作:山内容堂
政治
作者 山内容堂 原文 即事 籬菊花開又値秋 金波凸處酒如油 卽今誰決海防策 照燭閒看大地球 訓読 即事 籬菊 花開きて 又た秋に値ふ 金波 凸なる処 酒 油の如し 即今 誰か決せん 海防の策 燭…
大正天皇の漢詩(9) 詠海(海を詠ず)
大正天皇の漢詩(9) 詠海(海を詠ず)
2022年7月18日月曜日
詠物
海
作:大正天皇
作者 大正天皇 原文 詠海 積水連天足偉觀 百川流注涌波瀾 由來治國在修德 德量應如大海寛 訓読 海を詠ず 積水 天に連なり 偉観 足り 百川 流れ注ぎて 波瀾 涌く 由来 国を治むるは徳を修む…
森鷗外の漢詩(4) 次韻書感 其一(次韻して感を書す 其の一)
森鷗外の漢詩(4) 次韻書感 其一(次韻して感を書す 其の一)
2022年7月9日土曜日
作:森鷗外
戦争
作者 森鷗外 原文 次韻書感 其一 群胡遠至自西洋 雪壓關山糧道長 盪滌何憂無祕策 唯悲塗炭害民良 訓読 次韻して感を書す 其の一 群胡 遠く西洋より至り 雪は関山を圧し 糧道は長し 盪滌 何…
大正天皇の漢詩(8) 楠正成
大正天皇の漢詩(8) 楠正成
2022年6月19日日曜日
詠史
作:大正天皇
作者 大正天皇 原文 楠正成 勤王百戰甚艱辛 妙算奇謀本絶倫 臨死七生期滅賊 誠忠大節屬斯人 訓読 楠正成 勤王百戦 甚だ艱辛 妙算 奇謀 本と絶倫 死に臨んで 七生 滅賊を期す 誠忠 大節 …
徳川斉昭の漢詩(2) 大楠公
徳川斉昭の漢詩(2) 大楠公
2022年6月12日日曜日
詠史
作:徳川斉昭
兵庫県
作者 徳川斉昭 原文 大楠公 豹死留皮豈偶然 湊川遺跡水連天 人生有限名無盡 楠氏精忠萬古傳 訓読 大楠公 豹 死して皮を留むること 豈に偶然ならんや 湊川の遺跡 水 天に連なる 人生 限り有…
渋沢栄一の漢詩(31) 平泉懷古 其一
渋沢栄一の漢詩(31) 平泉懷古 其一
2022年5月29日日曜日
詠史
岩手県
作:渋沢栄一
作者 渋沢栄一 原文 平泉懷古 其一 山勢猶看扼朔方 追懷往事客愁長 判官館接中尊寺 無復人祠吉次郷 訓読 平泉懷古 其の一 山勢 猶ほ看る 朔方を扼するを 往事を追懐すれば 客愁 長し 判官…
渋沢栄一の漢詩(30) 詣源判官祠(源判官の祠に詣づ)
渋沢栄一の漢詩(30) 詣源判官祠(源判官の祠に詣づ)
2022年5月22日日曜日
詠史
岩手県
作:渋沢栄一
作者 渋沢栄一 原文 詣源判官祠 一撃先淸輦轂塵 流離再投舊知人 誰言薄命爲終始 殊域別存未死神 訓読 源判官の祠に詣づ 一撃 先づ清む 輦轂の塵 流離して再び投ず 旧知の人 誰か言ふ 薄命 …
程順則の漢詩(2) 寄贈物外樓隱君子(物外楼の隠君子に寄せて贈る)
程順則の漢詩(2) 寄贈物外樓隱君子(物外楼の隠君子に寄せて贈る)
2022年5月15日日曜日
京都
作:程順則
贈答
作者 程順則(名護親方寵文) 原文 寄贈物外樓隱君子 閑居物外謝浮華 玩月題詩試露芽 聞道鴨川淸且勝 羨君坐臥樂烟霞 訓読 寄せて物外楼の隠君子に贈る 物外に閑居して 浮華を謝し 月を玩び詩を…
我謝盛保の漢詩(1) 佳蘇魚 其二
我謝盛保の漢詩(1) 佳蘇魚 其二
2022年5月15日日曜日
詠物
沖縄
作:我謝盛保
食べ物
作者 我謝盛保(毛世輝) 原文 佳蘇魚 其二 揚鰭鼓鬣憶當初 形是如梭長尺餘 誤上漁家香餌去 幾般變態作枯魚 訓読 佳蘇魚 其の二 鰭を揚げ 鬣を鼓すこと 当初を憶ふ 形は是れ梭の如く 長さは…
程順則の漢詩(1) 東海朝曦
程順則の漢詩(1) 東海朝曦
2022年5月14日土曜日
沖縄
海
作:程順則
朝
作者 程順則(名護親方寵文) 原文 東海朝曦 宿霧新開敞海東 扶桑萬里緲飛鴻 打魚小艇初移棹 搖得波光幾點紅 訓読 東海朝曦 宿霧 新たに開いて 海東 敞(ひろ)し 扶桑 万里 飛鴻 緲たり …
伊藤博文の漢詩(14) 卽吟贈園山赤十字社支部長(即吟して園山赤十字社支部長に贈る)
伊藤博文の漢詩(14) 卽吟贈園山赤十字社支部長(即吟して園山赤十字社支部長に贈る)
2022年5月8日日曜日
作:伊藤博文
贈答
作者 伊藤博文 原文 卽吟贈園山赤十字社支部長 十字赤章無敵讐 千軍萬馬任交矛 如今誰問華夷別 一視同仁通五洲 訓読 即吟して園山赤十字社支部長に贈る 十字の赤章 敵讐 無し 千軍 万馬 矛を交ふる…
徳富蘇峰の漢詩(1) 昭和改元
徳富蘇峰の漢詩(1) 昭和改元
2022年4月29日金曜日
作:徳富蘇峰
昭和天皇
大正天皇
作者 徳富蘇峰 原文 昭和改元 大正天子駕龍去 血淚黎元流作河 一系神孫承大統 乾坤遍照入昭和 訓読 昭和改元 大正の天子 龍に駕して去り 血涙 黎元 流れて河を作す 一系の神孫 大統を承け 乾坤…
近藤勇の漢詩(4) 失題
近藤勇の漢詩(4) 失題
2022年4月24日日曜日
作:近藤勇
幕末
作者 近藤勇 原文 失題 丈夫立志出東關 宿願無成不復還 報國盡忠三尺劔 十年磨而在腰閒 訓読 失題 丈夫 志を立てて 東関を出づ 宿願 成る無くんば 復たとは還らず 報国尽忠 三尺の剣 十年…
月性の漢詩(1) 將東遊題壁(将に東遊せんとして壁に題す)
月性の漢詩(1) 將東遊題壁(将に東遊せんとして壁に題す)
2022年4月16日土曜日
作:月性
旅
作者 月性 原文 將東遊題壁 男兒立志出郷關 學若無成不復還 埋骨何期墳墓地 人間到處有靑山 訓読 将に東遊せんとして壁に題す 男児 志を立てて 郷関を出づ 学 若し成る無くんば 復たとは還ら…
新しい投稿
前の投稿
ホーム